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学名を知ろう「そこから何が判るか..?
学名が必要になる事として次の2項目が上げられます
1つとして、コニファーの品種の中には同じ名前のコニファーが数多く実在すると言う事です。正確に学名が記載されていないと本当の品種が探せないという結果になります。
知られているコニファー品種リストの中には‘Aurea’と名乗る品種が38品種確認出来ます。
‘Glauca’と付く品種も28品種確認されています。この事からしてコニファーは品種名だけでは品種が特定出来ないという事がお解りいただける思います。
もう1点として、学名を知る事によって見た事もない新品種の特性が大まかに判ってしまうという事です。
コニファーは国内での植裁例が少なく現物を見る機会が恵まれていません、書籍からの情報で判断せざるを得ませんが、学名が判ればその特性が大まかに判断可能です。購入の判断材料として大変重要となって来るのです。
以下はその解説ページとなります。
ホプシーの学名は次の様になります。  Picea  pungens‘Hoopsii’(学名)
Picea (属名)    pungens(種小名)   ‘Hoopsii’(品種名)
学名とは栽培する上で特別必要ではありませんが、読み方が判ると属名、種小名を見ただけで大まかな品種特性が読み取れます。初めて見る品種ではこ学名を見て品種特性を解読するしか方法がありません。
学名を見れば正確とは行かないまでも大雑把な事が読み取れるからです。国内に馴染みの薄いコニファーでは大変役に立つ文字(学名)となるのです。
これをしっかりマスターすることで世界中の全てのコニファーの性質が理解出来てしまいます。
以下は属名、種小名に分類をしてその特徴を記します。

 Abies (属名) モミ
この仲間は全て接木でしか生産出来ないので流通の大部分は輸入品です。当然入手が難しいために一般的な品種より一桁価格が高くなるのも特徴です。この仲間は他のコニファーには無い独特の風情という物を持っています。初めて見た人を虜にしてしまうほどインパクトのある魅力を持っています。またこの仲間の大きな特徴は生育スタイルにあり、春の新芽が伸びきるとその後の成長はありません。気温が高くても年間一度限りの成長となるので苗の生産には長い年月が必要となり、当然のごとく価格にも連動されます。一般の品種では気温が高ければ新芽が伸びて固まり、また伸びて固まるの繰り返しで年間何度でも成長するので温度が確保出来れば短時間で苗の生産が可能となるのです。
またこの仲間は冷しい地方に向く品種と認識して下さい。性質は何れも半日陰地を好む傾向が強く、特に幼苗時期での強日射下での栽培では衰弱してしまう傾向にあります。幼苗期は成長も遅く育て難いと言う性質がある反面、下枝に十分枝葉が付く頃になるのと連動して直根が土中深く伸び始めます、直根が伸び出すのと同時に芯が自然と立ち上がり勢いよく伸び出します。この特性を良く認識する事がこのグループを育てる上で大変重要な事となります。この頃になると樹勢も強くなって年間50センチ以上も成長する品種もあります。栽培条件としては、極端に乾燥する土地は避け、やや湿り気味のある場所で、僅か日陰が出来る場所を選んで植え付けます。目立った病虫害も無く、トウヒ類に比べたらその差は格段に少ないです。
種小名
concolor(コロラドモミ) 代表種として、‘ビオラシア’がある。針葉は長くて太いと言う独特の葉の付き方が独特で柔らかで優雅な風情は一目見ると欲しくなってしまうほどの強力なインパクトがある。
芯が立ち上がるまでには時間が必要となるが芯の立ち上がり後は一気に成長して年間50p前後成長する。
暑さに極めて弱いので寒地向きの品種として認識する事。台木の種類に注意する事と、寒地栽培の苗を暖地に移動する場合には特に注意がいる。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根も多く根張りは良い。将来は直根となる。直根が張り出すまでにはかなりの時間がかかる。
剪定の仕方....芯が立つまでは剪定をしない。直根が張り出すと同時に芯も自然と立ち上がってくるので樹形ラインよりはみ出した枝を切り取る。前後左右にまんべんなく枝が付くよう剪定をして、樹形バランスを整える。
病虫害.....病虫害の発生は見られない。
耐寒耐暑性....耐寒性が強く寒地向きの品種。暖地にはやや不向き。
好適環境.....やや冷強地。気候が合えば元気に生育する。

koreana(チョウセンモミ) 代表種として、‘シルバーロック’がある。朝鮮半島及び済州島に自生しているモミで幹は太く柔らかで国内のモミが持つ鋭い針葉ではなく丸みを帯びた幾分小さめの針葉を持っている。
原種では葉の表面は緑で葉裏は白色をしているが、園芸種ではこれらが内側に反り返って葉裏の白色が目立って大変に綺麗である。また幼木時代から球果が付きやすいのも大きな魅力の一つと言える。生育初期には芯が立ち難いが樹勢が付くと勢い良く伸び出す。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根も多く根張りは良い。将来は直根となる。
剪定の仕方....芯が立つまでは剪定をしない、直根が張り出すと同時に芯も自然と立ち上がってくるので樹形ラインよりはみ出した枝を切り取る。前後左右にまんべんなく枝が付くよう剪定をして樹形バランスを整える。
病虫害.....病虫害の発生は見られない。
耐寒耐暑性....耐寒性が強く寒地向きの品種。暖地にはやや不向き。
好適環境.....やや冷強地。土壌水分と僅かに日陰のある場所。気候が合えば元気に生育する。

lasiocarpa(アルプスモミ)代表種として、‘アリゾニカ’がある。知名度が上がるとプンゲンストウヒの‘ホプシー’より人気が出るかも知れない。プンゲンストウヒに劣らない素晴らしいシルバーブルーの品種がある。秘められた魅力を持つグループ。生育は極ゆっくりでこの仲間の‘コンパクター’は更に伸びが遅く、日本での小スペース住宅環境にも向いている品種。針葉も短くソフトタッチで柔らかい、幹も太く比較的丈夫に育つ。主だった病虫害もない。この仲間では比較的幼苗でも芯が立ちやすい。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根も多く根張りは良い。将来は直根となる。
剪定の仕方....芯が立つまでは剪定をしない、樹形ラインよりはみ出した枝を切り取る。前後左右にまんべんなく枝が付くよう剪定をして樹形バランスを整える。
病虫害.....病虫害の発生は見られない。
耐寒耐暑性....耐寒性が強く寒地向きの品種。暖地にはやや不向き。
好適環境.....やや冷強地。土壌水分と僅かに日陰のある場所。気候が合えば元気に生育する。

nordmanniana(コケイジュンモミ)
 詳細不明
pinsapo(スペインモミ)
代表種として、‘グラウカ’がある。生育は遅いがある程度の大きさに育つと捨てがたい魅力を持っている。1メートル弱程度でも球果を付ける特徴もある。
  詳細不明

 Cedrus(属名)ヒマラヤスギ
樹形は広円錐形で高木になる。針葉は極細く長く、枝葉は幾分枝垂れ気味に付き優雅なシュルエットを形取る。何れも接ぎ木生産でしか増殖出来ないために流通量は極めて少なく価格もやや高目だが温度があれば年間成長する特性を持つのでモミ、トウヒ類に比較すると価格は比較的安い。幼苗時代には支柱が必要な軟弱な生育をするが直根が張り出すと生育は旺盛となる。排水の良いやや乾燥気味の土地が向いている。何れも日陰地には向かない。ケムシ類がまれに付く事もあるが、決定的な病虫害の発生は少ない。根の形状は細根は少なく太い根が張り出すタイプだが、適切な移植を行いば、僅かなダメージで移植は可能である。

種小名
deodara(ヒマラヤシーダー)アトラスシーダーに比較して針葉が何れも長く、ヒマラヤシーダーその物である。各品種の特性は針葉は同じながら葉の色とか、樹形の違いが主で、何れも大きく育つタイプが多い。
何れも強健種で成長スピードも早い。柔らかなシュルエットで綺麗な円錐形を作るので広いスペースが確保出来る別荘地などではシンボルツリー的な利用目的で価値が非常に高い。将来大木となるので植裁スペースは十分確保した方が良い。やや寒さに疑問があるので寒冷地では幼木時期には注意が必要。ただしアトラスシーダー程は弱くない。病虫害も少なく育てやすい。
〓◇〓生育特性
根の形状....発根力は旺盛で太い根が張り出す。植え付け時には根を良く解してから植えないと根張りが悪くなる。ゴボウ根。
剪定の仕方....上に伸ばしたくない場合には何度でも先端部を切断する。先端部の成長を抑える事で下方の枝の発生を促す、放任すると下枝が少なくなる。
病虫害.....病気の発生は見られないが、ケムシ類が付く事がある。
耐寒耐暑性....何れも強く、強健種。品種によっては耐寒性に疑問の品種もある。
好適環境.....日照を好み、やや乾燥地。東北以北では寒害に注意する。

libani atlantica(アトラスシーダー) 代表種として、‘グラウカ’がある。ヒマラヤシーダーグループに比較して針葉が三分の一以下と小さく、しかも針葉の密度が粗いので大きく育っても圧迫感が少ない。小スペースでも利用出来る利点を持っている。成長スピードもヒマラヤシーダーに比較すると遅く、品種によっては極低成長種に属する物もある。何れも耐寒性が弱く冬季−6℃以下になる地方では越冬には十分注意する。他のコニファーとは樹形等が全く違うのでアクセント的な利用としては希少価値が高い。 病虫害は少ない。
〓◇〓生育特性
根の形状....太い根が張り出して細根は少ない。
剪定の仕方....伸ばしたくない場合には何度でも先端部を切断する。先端部の成長を抑えないと下方の枝は少なくなってしまう。
病虫害.....病気の発生は見られないが、ケムシ類が付く事がある。
耐寒耐暑性....耐寒性が弱く、冬季−6℃以下になる地方では越冬には十分注意する。
好適環境.....日照を好み、やや乾燥地。やや温暖地。

 Chamaecyparis(属名)ヒノキ
挿し木での生産が容易で成長スピードが早い特徴から価格も比較的安い部類に属する。コニファーの中では品種数も多く、コニファーを代表する仲間の一種。根の形状では細根が多く移植もし易い。この仲間は何れも細根が多く、いわゆるゴボウ根と言われる太い根は張らない。これは地上部の葉の水分を補給するための仕組みなので当然水分を好む傾向が強く、極端な乾燥地には向かない。何れもやや湿り気のある僅か日陰が出来る様な環境を好む。一部の系統を除き病虫害の発生もほとんどなく育てやすい。

awsoniana(ローソンヒノキ) 沢山の種類があって綺麗な葉色、シュルエットを作る品種が多数ある。大変魅力的な仲間達だが、残念ながら日本の気候風土には適さない。小苗時代では比較的丈夫に育つが、成木に近づくと突然枯れてしまう特性があるのでこれらの仲間では大きく育った姿を国内で見る事は出来ない。
消耗品として購入するなら良いが、末永く育てたい希望がある場合には真っ先に除外すべき仲間達である。
これらの特性が知れ渡り生産の現場からは姿を消しつつある。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根が多く、根張りは良い。
剪定の仕方....剪定の必要は余りない。樹形ラインより伸びすぎた部分を摘む程度で良い。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....耐暑性かどうかは不明だが、突然枯れてしまう事があるので覚悟の上で植栽する。
好適環境.....不明。

obtusa(ヒノキ) 代表種として、‘ナナグラシリス’がある。日本国内の山野に自生している仲間達なので日本の気候風土に最も適した生育特性を持っているので大変に育てやすいグループと言える。しかも品種の大部分は大型に育つタイプは少なく、枝葉が密でコンパクトに育つ品種が多いことからしても国内の住宅環境にも鉢栽培としても向いている。反面目隠しとしての利用は制限されてしまうが小スペースや、日陰地にも良く耐える性質を持ちある程度土壌水分の高いところでも生育できる優れた特性も持っている。またこれと言った病虫害の発生もなく、樹形の乱れが少ない事からして整枝剪定等の管理も樹木任せで済む素晴らしい特性もある。葉を触ると爽やかなヒノキ独特の良い香を発してくれるので癒し効果としての価値も高い。残念ながらあまり利用されていない。多少日陰がある肥沃でやや水分を含んだ土壌が適している。乾燥地にはやや不向き。 日陰地向きには最もお薦めな仲間である。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根が多く、根張りはすこぶる良い。
剪定の仕方....剪定の必要は少なく樹木任せで良い。樹形ラインより伸びすぎた部分を摘む程度で良い。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....何れも強い。日陰地でも生育可能。
好適環境.....やや日陰地を好む。肥沃でやや土壌水分がある場所。

pisifera (サワラ) 代表種として、‘ゴールデンモップ’がある。日本国内に自生しているサワラの仲間。
日本の山野に自生している仲間達なので日本の気候風土に適した生育特性を持ち大変に育てやすい。何れも枝葉が密でコンパクトに育つ品種が多いことから国内の住宅環境にも適したグループと言える。目隠しとしての利用は難しいが小スペースや日陰地にもある程度耐える性質を持つている。またこれと言った病虫害の発生もなく樹形の乱れが少ない事からして整枝剪定等の管理も樹木任せで済む素晴らしい特性もある。葉を触ると独特の爽やかなサワラ臭の香りがあり癒し効果としての価値も高い。ヒノキグループより乾燥地にも比較的強く、ヒノキグループでは最も強健種に属する。初心者には特にお勧めの仲間。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根が多く、根張りは極良い。
剪定の仕方....剪定の必要は余りない。樹形ラインより伸びすぎた部分を摘む程度で良い。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....何れも強い。
好適環境.....環境適応能力が非常に高い。

thyoides (ヌマヒノキ)代表種として、‘レッドスター(パープルフエザー)’がある。
小さな鱗葉で枝は直上または斜状に発生して狭円錐形の樹形に生育する。主幹は直上するが幼苗時期から主幹が何本も立ち上がる特性も持つ。何れも生育は極遅く小型種の代表種と言える。小型で伸びないと言うので人気は高い品種だが決して丈夫な仲間ではない。成長も遅い関係も災いして幼苗時代は大変育て難く、想像以上にデリケートな部分を秘めたグループである。耐寒性がやや弱く冬季−6℃以下になる地方では越冬には十分注意する。やや土壌水分の多い環境を好む。ヒノキ、サワラに比して全般的に樹勢が弱い傾向がある。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根が多く、根張りは良い。
剪定の仕方....剪定の必要は余りない。樹形ラインより伸びすぎた部分を摘む程度で良い。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....耐寒性が弱く冬季−6℃以下になる地方では越冬には十分注意する。
好適環境.....やや日陰地を好む。肥沃でやや土壌水分がある場所を好む。水分を好むので乾燥地は避ける。鉢栽培でも灌水は多めに与える。

 Cryptomeria japonica(属名)(スギ)
代表種として、‘グロボーサ ナナ’がある。日本固有のスギ。日本に自生しているスギの選抜種。花粉症の人はスギと聞いただけで拒否反応を示すかも知れませんが日本に自生しているだけに国内の気象環境で元気に育つ特性があります。日陰地にも強く、やや湿った土壌環境を好む特性から自宅北側の環境などに最も適した品種と言えます。気になる病虫害もなく他のコニファーには持っていない特性もあるので今後もっと見直される仲間だと思います。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根も比較的多く、根張りは良い。
剪定の仕方....矮性種では必要ない。
病虫害.....特に見当たらない。
好適環境.....やや日陰地で、土壌水分のある場所。

Cupressocyparis(属名)レイランドヒノキ
種小名
leylandi(レイランドヒノキ) 代表種として、‘シルバーダスト’がある。
円錐形の樹形で枝葉の密生した樹形となる。放任栽培でも比較的乱れる事が少ないので刈り込み等の必要性も少ないが、枝葉が密生するので栽培環境によっては圧迫感が出る。挿し木での生産が比較的容易で成長スピードも早く極めて生育旺盛なのが特徴がある。またヒノキ、ニオイヒバ類と良く似た樹形スタイルをしているが性質はかなり異なっている。最も特徴的なのが根の形状で、細根が極めて少なくいわゆるゴボウ根と言われる太い根が数少なく張る性質を持っている。しかも浅根性で根は主に地表部に張る性質のため倒伏にも弱く強風の当たる場所への植裁は向かない、当然移植も困難となり再移植は先ず不可能。生育が旺盛なだけに植え付ける時には将来のスペースを十分確保してから植える。極めて根の張りは悪いので樹の成長量と根のアンバランスで倒伏し易いので状況によっては刈り込みをして地上部の枝葉財産を少なくする事も必要となる。強風の当たる場所への植裁は避ける。
〓◇〓生育特性
根の形状....発根力は旺盛だが太い根の数が少なて細根も少ないと言う極めて根張りの悪い根の形状。
剪定の仕方....生育は極めて旺盛なので伸びすぎて困る事が多いので早めに全体を刈り込む。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....耐寒性が弱く冬季−8℃以下になる地方では越冬に十分注意する。
好適環境.....日照を好み、排水の良い場所。

 Cupressus(属名)ホソイトスギ
葉は鱗葉でチクチク感もなくニオイヒバ系のような圧迫感も少ない。この仲間には独特の形状をしたしかも観賞性の高い品種が沢山存在している。この仲間の大きな特徴は発根が極めて悪く挿し木での生産はやや困難。大きな特徴として根の形状がある、挿し木時にかろうじて発根した数本の根が旺盛に張り出すだけで幹を支える為の放射状に張り出す力強い根は極めて少ない。根も柔らかで細根も少なく片根の状態で幹を支えるので倒伏には極めて弱く強風の当たる場所への植裁は向かない。。また生育が旺盛なので植え付ける時には将来のスペースを十分確保してから植付ける事と。再移植はまず不可能。
種小名
arizonica (アリゾナイトスギ)代表種として、‘ブルーアイス’がある。 コニファー中最も香りが強く、室内に置くとむせる位の強い香りがする。枝葉主幹とも柔らかくクネクネ状態で生育するので支柱がないと倒れてしまう性質がある。鉢栽培ではボリュウムを出すのに大変苦労するが、一端地植すると一気に成長を開始して旺盛な成長振りを発揮する。これ程鉢栽培と地植とで生育差が出る品種は他にない。3種の仲間では最も寒さに対して抵抗力がある。生育も極めて旺盛。ブルーアイス等では生育旺盛の為5〜8年経過すると必ず倒れてくる。地下部と地上部のバランスが崩れる為なので、最低年一回全体を刈り込む事。この品種では全体を刈り込んだ方が綺麗な樹形になる。この系統では肥料は必要ない。また日陰地にも向かない。
〓◇〓生育特性
根の形状....発根力は旺盛だが幹を支える力強い根張りとはならない。ルーピング状態の苗では完全に根をほぐしてから植え付けないと鉢の形状が保たれたままで発根するので根張り悪くなる。
剪定の仕方....何れも生育は旺盛なので年に1度は全体を刈り込む。倒伏防止の為にも必要。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....耐寒性がやや弱く冬季−10℃以下になる地方では越冬には十分注意する。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。環境適応能力が高い。

sempervirens(セイヨウヒノキ)代表種として、‘スワンスゴールデン’がある。
この仲間の最大の特徴は極細身で真上に向かって伸び、その姿はまさにエンピツ状態のシルエットを形成する。この様に生育する品種はコニファー中このグループとビャクシン類のほんの僅かしかない極めて貴重なグループとなる。 大変に魅力ある仲間達だが根張りも極めて弱く、それに連動して樹勢も弱い。日当たりの良いやや乾燥気味の土地に向いている。3種の中では最も耐寒性が弱い。生育もゆっくりで旺盛な生育はしない。冬季−6℃以下になる地方では越冬には十分注意する。昔から普及されていた品種だが大きく育った姿はほとんど見た事が無い。栽培するなら接ぎ木苗を求める事をお勧めします。
〓◇〓生育特性
根の形状....発根力は極めて少なく、太い根が張らない。根張りもコニファー中最も悪い。
剪定の仕方....剪定はほとんど必要ない。樹形ラインより伸びすぎた部分を摘む程度で良い。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....耐寒性が極めて弱く、冬季−6℃以下になる地方では越冬困難。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。

 Juniperus(属名)ビャクシン
コニファー中最も暑さ寒さに対して抵抗力があるタイプ。潮風にも強いと言われている。
病虫害も比較的少なく丈夫で育て易い。虫が付かないで丈夫な品種と言ったら先ずこの品種が一番。
初心者向きの入門種として特にお勧めしたいのがこのグループです。欠点は触るとチクチクして痛いのが難点。根張りは太い根が数少なく張り細根も少ない。太い根が張り出すタイプなので移植はやや難しいが、時期と対策をしっかり行えば比較的無難に移植が出来る。果物の産地等では赤星病の中間寄主となるために植えるのを遠慮しなければならない事もあります。

種小名
chinensis(ビャクシン)代表種として、‘ブルーポイント’がある。ビャクシン属の大部分は匍匐性種で占められている中で上に向かって伸びる数少ないグループとしての特徴がある。葉色も単一ではなく黄金色、緑色、青味を帯びた緑色と豊富で樹形は横張型とはならず円錐系で密な樹形となる品種が多い。針葉は硬く鋭く尖って手で触るとチクチクしてとても痛い。性質は何れも強健種でこれと言った病虫害等もなく数あるコニファーの中では最も育てやすいグループと認識しても良いでしょう。成長スピードは中間で特別伸び過ぎると言うほどではなくすこぶる元気に育つのも大きな特徴と言えます。その他の特徴として球果(種子)が付きやすいと言う他のグループには少ない魅力を持っている。球果の付きやすい品種としては「ロブスターグリーン」「ウインターグリーン」があり、鉢栽培では大変良く付きます。球果は半年以上も付いているので観賞期間も長く球果の付きやすいコニファーとしてもお勧めです。好適環境しては日当たりの良いやや乾燥地を好む。じめじめした場所、日陰地には向かない。剪定では全体を刈り込むより樹形ラインよりはみ出た部分を切り取る剪定が適している。  
〓◇〓生育特性
根の形状....太い根が数少なく張り細根も少ない。根張りは良い方ではないので移植はやや難しい。
剪定の仕方....全体を刈り込むより樹形ラインよりはみ出た部分を切り取る剪定が適している。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....何れも強い。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、やや乾燥気味の環境を好む。環境適応能力が高い。  

communis (セイヨウネズ)代表種として、‘センチネル’がある。枝も細く針葉も極細い。針葉は全て上向きに付いているのが大きな特徴。針葉は硬く鋭く尖って触るとても痛い。枝は細く全てが上向いて発生するので極めて細身で生育する特性を持ち、他のコニファーでにはない独特な樹形シュルエットを楽しめる。何れも細身で生育するので狭い敷地には最もお勧めなグループ。枝葉が密生する関係で樹の内部にメイガの幼虫が付き易い、枯らすような被害には至らないが発生したら防除は必要。やや乾燥気味な日当たりの良い場所を好む。根張りも少なく強健種とは言えない。この仲間はある程度成長すると主幹が何本も立ち上がる為に降雪時に枝が開いて見苦しくなる事があるので主幹を1本にするように元気の良い側枝は早めに切り取る事。
〓◇〓生育特性
根の形状....根張り良くない。細根も少ないので移植はやや難しい。
剪定の仕方....主幹が何本も立ち上がってしまうので見つけ次第1本になるよう他の側枝は早めに切り取る。
病虫害.....枝葉が密生する関係でメイガ類が付く事がある。
耐寒耐暑性....耐寒性がやや弱く、冬季−10℃以下になる地方では越冬には注意する。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。

conferta (ハイネズ)代表種として、‘ブルーパシフィック’がある。何れも地面を完全に匍匐するタイプで芝生の様な生育をする。他の匍匐系種より枝葉はやや粗く、針葉もやや大きい。アメリカハイビャクシンほど枝葉は密ではなくやや粗い感じがする。生育は比較的旺盛で特に‘ブルーパシフィック’では生育旺盛となる関係で北関東ではやや寒さに弱い傾向がある。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根は少なく根張りも良くない。移植は比較的簡単。
剪定の仕方....勢いよく伸びた先端部を切断する。先端部を切らないと密な樹形にはならない。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....耐寒性がやや弱い品種があるので冬季−8℃以下になる地方では越冬には注意する。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。耐寒性を除いた環境適応能力は高い。

horizontalis (アメリカハイビャクシン)代表種として、‘ゴールデンカーペット’がある。何れも匍匐性のタイプで特に地面を匍匐するタイプが多い。ウイルトニー、ゴールデンカーペットなどでは芝生と同じスタイルで地面を匍匐する。ライムグロー、ヒュージスでは幾分立ち上がっての盃状形の匍匐性となる。針葉は触ってもチクチクした痛みはない。ただ地面を這うタイプの場合には雑草には負けてしまう場合もあるので雑草対策はしっかり行う。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根は少なく根張りも良くない。移植は比較的簡単。
剪定の仕方....勢いよく伸びた先端部を切断する。先端部を切らないと密な樹形にはならない。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....何れも強い。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。環境適応能力が高い。

pfitzeri (フイッッエリアーナビャクシン)代表種として、‘セイブロックゴールド’がある。形状は匍匐性だがやや地面から立ち上がって放射状に横に広がる盃状の匍匐タイプとなる。匍匐形種の中では生育は極めて旺盛で強健種が多い。斜状に力強く伸び出す針葉は密生して雑草に打ち勝つ強力パワーがあるので広大なグランドカバーとしては最も適している。 何れも強健種が多く育て方に戸惑う事はない。むしろ伸びすぎて困る程となる。
〓◇〓生育特性
根の形状....根張りは悪くはないが細根は少ないので移植はやや難しい。
剪定の仕方....勢いよく伸びた先端部を切断する。先端部を切らないと密な樹形にはならない。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....何れも強い。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、やや乾燥気味の環境を好む。環境適応能力が高い。

Procumbens(ハイビャクシン)代表種として、‘ナナ’がある。 枝は太く針葉も太く短いので触ると痛いが他のビャクシン仲間に比較して痛は弱い。鉢栽培では矮性種的な伸びを示すが地植すると変身して成長は意外と旺盛である。伸び方は先端部だけが勢いよく伸びるタイプではなく側枝も平均してして伸びるので剪定をしなくても意外と密な樹形に生育する。仕立て方としては主幹を少し立ち上げてから地面に匍匐されると素晴らしいシュルエットを作り出す。この品種の得意技となる。強健種なので育て方で悩む事は少ない。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根は少なく根張りも良くない。移植は比較的簡単。
剪定の仕方....勢いよく伸びた先端部を切断する。先端部を切らないと密な樹形にはならない。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....何れも強い。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、やや乾燥気味の環境を好む。環境適応能力が高い。

Scopulorum(コロラドビャクシン)代表種として、‘ブルーヘブン’がある。 シルバーブルー色をした葉を持つ品種で知られている。何れも枝は直上しスリムな円錐形で上に向かって伸びるタイプが多い。シルバー系コニファーの大部分はこの仲間達。ブルー系のコニファーとして最も多く植えられているのがこのグループである。この仲間では肥料が切れると美しいシルバーブルーの葉色は緑色に変色してしまう特性があ。これは根を切断した移植後などでも現れる。しかし肥料には敏感で少しでも多く与えると病気が発生する性質がある。美しい色を保っていれば無用な肥料は与えない事。この仲間は周りのコニファーより少しだけ離して植える事。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根が少なく、ゴボウ根状態なので移植はやや難しい。
剪定の仕方....幼木時代はボリュウムに欠けるので先端部を何度か切断して下枝にもボリュウムを付ける。
詰まった樹形にするには年一回程度は全体を刈り込む事。
病虫害.....肥料が過ぎると病気が発生する事がある。
耐寒耐暑性....耐寒性にやや疑問があり、冬季−10℃以下になる地方では越冬に注意する。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。

Squamata(ニイタカビャクシン)代表種としてブルースターがある。この仲間も青緑色をした葉を持つ品種が多く針葉は密生していてチクチク感も弱い。全体的に成長も旺盛な物が多く、グランドカバー目的には最適な品種群となる。少し立ち上がって横張する性質が強いので雑草対策でも完全に地面を匍匐するタイプより格段に雑草を抑え込む事が可能。広大なスペースがあるのなら‘ブルーカーペット’は素晴らしい品種となる。何れも強健種が多く育てやすい。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根は少なく根張りも良くない。移植は比較的簡単。
剪定の仕方....勢いよく伸びた先端部を切断する。先端部を切らないと密な樹形にはならない。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....何れも強い。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。環境適応能力が高い。

ウスリーヒバ
Microbiota decussata Kom (ウスリーヒバ)シベリア原産でヒノキ科のコニファー。葉はヒノキ、サワラの形状で更に緻密な感じの葉を持つ、枝葉も細くシダ類と見間違う形状をしてそよとした優しい感じのする姿は大変美しく独特の魅力を持っている。やや立ち上がり気味で芝生の様に匍匐する。葉はビャクシン系と違って触っても痛くなく、生育旺盛で強健種。一段高い場所などに植えると自重で下垂してくる特性があるので利用の仕方では素晴らしい魅力も持っている。寒さには驚く程強く葉は気温が下がると褐色に変色する。反面暑さと過湿に大変弱いので暖地には向かない。鉢栽培も避けて全て地植で観賞する。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根も比較的多く、根張りは良い。
剪定の仕方....必要ない。
病虫害.....特に見当たらない。
好適環境.....冷強地で、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。暖地には向かない。

 Picea(属名) トウヒ
コニファーと言うイメージにぴったりの個性を持っている。この仲間は接ぎ木で生産するタイプが大部分で、何れも価格が高いのも特徴。何れも直根の張り出しまでの初期段階での生育は極めて緩慢で、長い年月を要しなかなか芯も立ち上がらない特性がある。芯が立ち上がるまでには接ぎ木後最低でも3〜4年程度は必要で、長い場合では5年間も芯が立たない場合がある。一端芯が立ち始めると成長スピードは旺盛でグングン伸び出す。この特性を理解出来ないと良い結果は望めない。またこの仲間の最大の欠点は害虫が付く事にある。他のコニファーには付かなくてもこの仲間には間違いなく「ケムシ」が取り付く。
種小名
abies(ドイツトウヒ)トウヒの仲間の中では最も強健の種類に属する。観賞価値は低い。
〓◇〓生育特性
根の形状....最根も多く、根張りは良い。将来は直根が張り出す。直根が張り出すと移植は難しい。
剪定の仕方....剪定の必要はないが、主幹が何本か立ちあがる事があるので見つけ次第切り取る。
病虫害.....ケムシ類が好んで付く。環境によってはハダニも取り付く。
耐寒耐暑性....耐寒性は強いが、暑さにはやや苦手な部分がある。
好適環境.....日照を好む。排水の良いやや乾燥地を好む。

glauca(カナダトウヒ)代表種として、‘コニカ’がある。
円錐形の樹形で短い針葉を持ち緻密な樹形は剪定などせずとも綺麗な円錐形の樹形をを保つ素晴らしい特性を持っている事からこの仲間はコニファー中最も人気が高い。 生育は極めてゆっくりでクリスマスツリーとしても大変な魅力がある。この仲間にはこのスタイルでシルバー系になる品種が何種か存在するのでこれれから人気が出るかも知れない。何れも成長は極めて遅く小苗では注意が要る。最も注意しなくてはならない事として「ハダニ」にが付きやすい事。高温乾燥が続くと必ず発生する。放置すると間違いなく枯れる。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根も多く根張りは良い。将来は直根が張り出す。直根が張り出すと移植は難しい。
剪定の仕方....剪定の必要はないが、主幹が何本か立ちあがる事があるので見つけ次第切り取る。
病虫害.....ケムシ類が好んで付く。環境によってはハダニも取り付く。
耐寒耐暑性....耐寒性は強いが、暑さにはやや苦手な部分がある。
好適環境.....風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。

orientalis(コーカサストウヒ)代表種として、‘スカイランズ’がある。円錐形の樹形で針葉は硬く小さい形状なので触ってもソフトタッチで痛くはない。枝付きもやや粗く枝葉による圧迫感は弱い。成長は比較的ゆっくりで観賞価値の高い素質を持っている。この仲間は自分自身で綺麗な円錐形の樹形を保つ能力を持っているので放任でも綺麗な樹形を楽しむ事も可能。芯が立ち上がるまでにはある程度時間が必要。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根も多く根張りは良い。将来は直根が張り出す。直根が張り出すと移植は難しい。
剪定の仕方....樹形ラインよりはみ出た枝は切り取る。
病虫害.....ケムシ類、シンクイムシ、メイガ類が付く。
耐寒耐暑性....耐寒性は強いが、暑さにはやや苦手な部分がある。
好適環境.....日照を好む。排水の良いやや乾燥地を好む。

pungens(コロラドトウヒ)代表種として、‘ホプシー’がある。ホプシーに代表されるのがこの仲間。その他の品種として10種程度は国内に導入されている。何れも銀青系の葉色と、鋭い針葉を持ち合わせているのが特徴。独特の葉色と樹形でコニファー中最も人気があるが流通量が少ないために大変高価なのも特徴。
トウヒの仲間では最も害虫の被害に悩まされるグループで特に幹が太いホプシーはシンクイムシが集中して食害するので防除器具を持たない人は現実的に植裁は無理であろう 。その他にもマツケムシ類、メイガによる食害等害虫との戦いを余儀なくされる大変やっかいなグループでもある。防除対策が出来ない人は手を出す品種ではない。4メートル以上にも育った樹に薬剤を散布するのはそう簡単ではない作業となる
〓◇〓生育特性
根の形状....細根も多く、根張りは良い。将来は直根が張り出す。直根が張り出すと移植は難しい。
剪定の仕方....樹形ラインよりはみ出た枝は切り取る。
病虫害.....ケムシ類、シンクイムシ、メイガ類が好んで付く。
耐寒耐暑性....耐寒性は強いが、暑さにはやや苦手な部分がある。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。風通しが悪く日陰になる場所では枯れる。

 Pinus(属名)マツ
国内で緑と言ったらまず「マツ」を連想される方が多いだろうと思います。それど国民に関わりの深いのがこのマツである。お目出たい場面にも必ず登場する事でも知名度は郡を抜いて高い。また日本庭園には無くてはならないのもマツである。マツはガーデニングの登場と共に忘れ去られている一方、マツクイムシの被害で美しい松林が失われるのと同時に国民的な人気のマツが忘れ去られてしまっているのが残念でならない。
日本庭園に植裁されるマツは最も管理費用の掛かる代名詞としても知られているが、元来成長旺盛な樹木を狭いスペースに閉じこめて観賞する事は維持管理が掛かるのはやむを得ない事なのだが、素人では維持管理が出来ない事情にもよるところが多い。マツの仲間にも地面を這う匍匐性タイプ、球形になるタイプ等ではほとんど管理要らずで、また素人での管理で観賞価値を持続する事が十分可能である。このグループが再認識されて今以上に利用される事を願っています。ゴールドクレストも緑と言えば緑ですが、日本人の奥深い部分に秘められた癒しの緑は何と言ってもマツの緑だと思います。「目と心に潤いを」松は、まさに緑の原点と言うべき魅力を秘めた緑ではないでしょうか。

種小名
mugo(モンタナマツ)この仲間には沢山の品種が存在して、何れもコンパクトとで針葉も短く観賞性の高い物が多い。何種類かは国内でも入手出来るが、マツその物に人気が無いせいか普及はされていない。
〓◇〓生育特性
根の形状....最根も多く、根張りは良い。
剪定の仕方....樹形ラインよりはみ出た枝は切り取る。
病虫害.....ケムシ類が好んで付く。
耐寒耐暑性....何れも強い。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。

nigra (ニグラマツ) あまり知られていない仲間。
詳細不明

parviflora(ゴヨウマツ) 盆栽では知名度が高いが庭木としての人気は弱い。手入れをしないと綺麗な樹形が見られない欠点もある。地面を這うハイマツ形状の匍匐性種も数種発見されており今後普及が待たれる。
〓◇〓生育特性
根の形状....最根も比較的多く、根張りは良い。
剪定の仕方....樹形ラインよりはみ出た枝は切り取る。
病虫害.....ケムシ類が好んで付く。
耐寒耐暑性....何れも強い。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。

strobus(ストローブマツ)この仲間もほとんど知られていない。
詳細不明

thunbergii(クロマツ)代表種として、‘バンショウショウ’がある。特に防風林として知られ塩害にも強い特性を持つ。生育が旺盛なのでクロマツの原種は庭木としては適ささないが、園芸種の中には極矮性の種類や、地面を這う感じの匍匐性の種類もあるので本来の緑を楽しむためには是非利用していただきたいグループである。乾燥地でも生育出来る特性があるので屋上庭園、玄関先の乾燥し易い環境にも適合出来る。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根も比較的多く、根張りは良い。
剪定の仕方....小型種、匍匐形の品種では必要ない。樹形ラインよりはみ出た枝は切り取る程度。
病虫害.....マツケムシ類が付く。
好適環境.....日当たりと風通しが良く、排水の良いやや乾燥気味の環境を好む。

 Thuja occidentalis (属名クロベ)ニオイヒバ
グリンコーンがこのグループの代表品種。やや分類が判りづらいこのグループなのだが、通称「ニオイヒバ」と呼んでいます。名前の由来からして良い香りがするのかなと思いきや、葉を摘んで指先でこするとほのかな香りが漂うと言う香りです。ブルーアイスの様に近くに寄るだけで香りが漂う物ではない。また国内に自生しているヒノキ、サワラに形状は良く似ているが性質はかなり異なっている。素人でも簡単に繁殖出来る利点もあり、苗のサイズと価格から比較して最も価格の安いグループに属し、利用頻度も高く目隠し用として最も多く植裁されているグループでもある。根は細根性で移植には良く耐える。コニファー中では唯一移植が簡単に出来るので流通の大部分は根巻き苗が主体。反面太い根が張らず、大きくなると倒れると言う特徴がある。冬季−15℃以下になる地方では耐寒性に疑問もある。また雪焼け等も起こす事もまれにあり隠れた弱点もわずかある。時々ミノムシが付くぐらいで、これと言った病虫害も無く、初心者向きの品種としてお真っ先に薦めの品種。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根が多く、根張りは良い。反面太い根が張り出さないので大きく育った体を支えられない事もある。移植は容易。
剪定の仕方....剪定の必要は余りない。主幹が何本も立ち上がる事があるので早めに1本だけ残して他の類似主幹は切り取る。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....何れも強い。日陰地でも生育可能。冬季−15℃以下になる地方では寒害注意。
好適環境.....やや日陰地を好む。肥沃でやや土壌水分がある場所。

 Thuja orientalis(属名)コノテガシワ
代表種として、‘コリンスゴールド’がある。黄緑色で円錐形に育ったコニファーの大部分はこの仲間。
細根も多いし根張りも良く、地下深く太い根が張るので倒伏にも強い特徴がある。生育は極めて旺盛で当然価格も安い。価格も安く早く大きく育てたい場合の最有力候補として人気が高い。刈り込みなどせずとも自然に円錐形を保つ優れ特性も魅力がある。大きくなる事さえ気にならなければこのグループほどお薦めなグループは他には見当たらない。横幅が出で邪魔になった場合に幹だけを残して全ての枝を切り落としても完全に復活する素晴らしい萌芽力も持っている。1〜2年後には極細身になって完全に復活変身致します。
この仲間のもう一つの特徴として冬季葉色が変色する特性がある。好みは分かれる所だが冬季赤銅色や、茶褐色に変色した姿も他のコニファーには無い特技なので1本植えてみたいコニファーです。気温が上がると同時に黄緑色と変身する。これと言った病虫害も無く、初心者向きの品種としてお薦め。繁殖はやや難しい。
耐寒性はやや弱い傾向があるので特別寒い地方では注意が必要。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根が多く根張りは良い。将来は直根が張り出して体を支える。
剪定の仕方....剪定の必要は余りない。樹形ラインより伸びすぎた部分を刈り込む。この仲間は萌芽力が大変強いので、樹を丸坊主に剪定しても数年後には元通りに回復する能力がある。
病虫害.....特別見当たらない。
耐寒耐暑性....何れも強い。
好適環境.....日照を好む。環境適応能力は極めて高い。

 Tsuga ツガ
Tsuga canadesis (カナダツガ)代表種として、‘イエデロ’がある。針葉は細く長い形状で枝葉も細く緻密な形状となる。枝先はやや下垂して独特の感じがある。幼苗時期ではひ弱な感じで成長も遅いが一端成長を開始すると勢い良く伸びて強健種へと変貌する。耐寒性は驚くほど強く、日陰地にも良く耐える特性を持っている。風通しが悪いとまれにカイガラムシが取り付く事がある。
〓◇〓生育特性
根の形状....細根も比較的多く、根張りは良い。
剪定の仕方....伸びすぎたら刈り込む程度。
病虫害.....まれにカイガラムシが取り付く。
好適環境.....やや日陰のある場所で風通しの良いところ。

※注 学名の分類表記に付いては不具合、不適切な箇所があるかと思いますが、学名に属するそれらの植物の特性及び性質に付きましては自らが体験したデ−ターを元に表しております。完璧な表現ではありませんが栽培上問題になるような点は無いかと思います。ただし花工房の栽培環境に於いてのデ−ターですので栽培環境によってご自身でプラスマイナスをされてご利用下さい。あくまでも参考値でしかありません。

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