TOP品種リストへO&Aコニファー教室注文書




何の知識も持たないまま完璧な品種選びは出来ません。この事をしっかり認識して計画を進めます。
最初から完璧など求めないで気軽に取り組んで下さい。最初は好みの品種をリストアップします。次ぎに選んだ品種の特性を把握します。植裁場所や環境に合っているかを判断します。不向きな品種はリストから外していきます。残った品種でカラーバランス、樹形の組み合わせを考えます。
ここで注意する事は、小型種は一般的に樹勢が弱く、育てにくい傾向があると言う事です。初心者では強健種を選ぶようにしましょう。

品種選定の詳細に付きましては色んな箇所で取り上げますので簡単に解説しますと、目隠しにするのか、コニファーガーデン風にするのか、小スペース(玄関先とか、スポット的に)に数本植えるのか、ベランダまたは鉢植えにするのかの何れかに該当するかと思います。この目的によって品種が限られて来ます。

目隠し目的でしたら緑系のグリーンコーン、エメラルド等が好まれています。強健種で初心者にはお勧めです。
意外と利用が少ないですが、コリンスゴールドもお薦めです。横幅もあまり出ませんし、しっかりした根張りで倒伏もし難い品種です。


ニファーガーデン風にする場合には奥の方に大型種の緑系を、手前には匍匐性種を用いて、中間部には樹形と色彩をバランス良く配置します。個性のある品種を数種混ぜるとより効果的となります。
小スペースの場合にはアクセント的な意味合いもありますから、中型から小型種で樹形の綺麗な物、しかも葉の付き方が緻密であまり刈り込みの必要がない物が良いでしょう。
コニカなどは最もお薦めです。特殊なところでは「スタンダード仕立て」なども面白いでしょう。手入れ要らずで原型を維持しやすいので大きく育ってしまうと言う難点が解消出来ます。


ベランダまたは鉢植えでは倒伏の危険があります。しっかり固定出来ない場合には大きく育つ品種は避けるべきです。
また鉢栽培でも綺麗な樹形を維持する品種と、樹勢が落ちて観賞に耐えない品種があ事をしっかり確認します。
更には、鉢栽培は灌水の管理もコツがいります。2〜3年毎に一回り大きな鉢に替える事も必要です。
このように可能な限り勉強して作り上げたガーデンでもプロではありませんから完璧な仕上がりとまではいかないかも知れません。実際に植えてみるとこんな感じではなかった......と思う事もしばしばかと思いますが、この辺のところは最初から想定済みとして諦めます。
最終仕上げとして時間を掛けて品種を入れ替えていきましょう。対策としては不要になった樹は別な場所へ移動するか、友達に差し上げる等で対応します。数年内でしたら時期さえ間違えなければ無難に移植が出来ます。


大型種か小型種
コニファーを植える目的の大部分は目隠しです。「小さいサイズでは役立たず、大きくなりすぎては困る」さてどうしたら良い物か....となってしまいます。
目隠し目的でしたら緑系の大型種が断然お薦めです。小型種では年間10センチ程度しか成長しませんから10年経っても1メートルにしか育ちません。価格も割高で樹勢も弱い傾向がありますので一般的ではありません。
大型種はサイズに比較して価格は大変に安いのが特徴です、丈夫なのも魅力です。しかし泣き所もあります、最大の欠点は大きくなりすぎる事です。

通常は植え付けた翌年には年間30〜40センチ程度は成長します。単純に計算しますと10年で4メートルとなります。
コニファーの特徴として4〜5メートルまでは一気に成長し、ここまで成長すると成長がスローになり横に伸び出したり、主幹が何本も立ち上がったりと変化してきます。ここまで育っても気にしない....と言うのでしたら問題ありませんが、一般住宅地でここまで成長しますとかなりの圧迫感があります。それではどうするか、この対策としては人工的に手を加えない限り解決出来ない難い問題です。

小型種では、大きさから判断して価格が高い点にあります。大型種とでは一桁価格が違うほどです。
大きくなりすぎないので日本の住宅事情にはうってつけの小型種ですが、性質は一般的に弱く、デリケートな部分が多々あります。性質をしっかり認識してから植え付けて下さい。


挿し木苗か、接ぎ木苗か
国内流通の大部分が挿し木苗です。挿し木で繁殖出来ない品種のみ接ぎ木苗となりますが、国内での接ぎ木生産はほとんどありません。
何故接ぎ木の話題かと言えば、樹勢が弱くて生育困難な品種でも接ぎ木をする事によって栽培可能のレベルまで引き上げられます。また根張りの極悪いイトスギ系でも接ぎ木をすることにより症状を半減出来るからです。
接ぎ木でしか作る事が出来ない物として「スタンダード仕立て」があります。これは接ぎ木でしか生産出来ません。樹木のイメージからは想像出来ない領域となるかも知れませんがコニファーの新しい魅力として今後普及されて行く事を願っています。


お勧めの品種は存在しない!
お勧めの品種は何ですか、お勧めの品種を教えて下さい。と問われる事が良くありますが、お勧めの品種などありません。
植え付ける環境は全て違います。好みも全て違います。これらの条件が解らない以上お勧めの品種は存在しないのです。
ましてや嗜好性の高いコニファーでは好みは千差万別。十人十色です。
写真から好みの品種を選んだ後、条件にそぐわない品種を削除して行き品種を絞って行くのが良いと思います。


樹は成長する物!、一定の高さで停滞する事はない!。
1.5メートルの高さで維持したい。こんな無理な注文をする人もいます。植物は生き物で、大きく育つ事はあっても小さくなる事は絶対にありません。当然一定の高さで停滞する事もないのです。
国内で沢山流通されている品種では概ね4メートル程度は間違いなく成長します。それも一気に伸びます。
3〜4メートル程度に成長すると自然と成長は停滞に入り伸びは低成長へと変化します。この事をしっかり認識しましょう。伸びては困る場合には品種選定で伸びない品種を選ぶか、整枝剪定で成長を抑え込んで行く事が必要となります。

風の強い場初でも耐えられる品種
強風が吹くので強風対策としてのコニファーではコノテガシワ、ヒノキ、サワラ、トウヒ等が比較的強いと思われます。基本的には「アラカシ」みたいな強健種の方が向きます。

※以下HPQ&Aよりの抜粋
「強健種とはどういうことですか ?」
樹勢が強く、放任状態でもぐんぐん成長する品種を指します。少々環境の悪い場所でも、肥料など施さなくても元気良く育つ品種の事です。全般に生育スピードの早い品種程強健種と理解されても良いでしょう。
品種例、グリーンコーン、エメラルド、エレガンテシマ系、クリプシー等。

「家の北側で日が当たりません、コニファーは育つでしょうか ?」
植物に取って日照は必要です。品種本来の葉色とか綺麗な樹形が維持で出来ない事を犠牲にすれば育たないという事ではありません。住宅の北側でも十分生育している姿を見かけます。北側の解放された明るい場所でしたら問題なく育ちます。ただコニファー全体で見ますと日陰より日向を好みます。この問題は間違いない品種選びをすれば解決します。日陰に強いと言われる種類:ツガ、ヒノキ、スギ、イヌマキの仲間では比較的対応能力があります。反対にトウヒの仲間では日陰地は厳禁です。

「最終樹高とは....?」
最終樹高30メートルなどと標記してありますのでビックリされるようです。一概には言いませんが、大部分の品種では4〜5メートル程度までは一気に成長します。しかしこの時期を過ぎますと自然と成長スピードは落ちてきて、横に伸びる傾向となります。国内で100年、200年と生育した品種は数少なく確かな数値で標記する事は難しいので外国の事例を元に標記をしておりますのであくまでも参考値でしかありません。原産地の最も環境のよい場所で100年、200年と育てての数値ですので余りこの数値にはこだわる必要もないかと思います。

あくまでも数値を見て生育の早さと、将来の姿の参考になさって下さい。
最終樹高と、年間生長量×年間成長量を単純に掛けるとつじつまが合わないのですが....おっしゃる大変几帳面な方もおりますが、植物とは数値で計れる物ではありません。気候、環境、管理の違いによって伸びるスピートはまちまちです。植え付け後数年間は緩慢ですが、完全に根が張ると一気に伸び出す物もある反面、それらにお構いなく決まったリズムで生育する物もあります。数値の差から伸びるタイプ、伸びの遅いタイプを判断する程度かと思います。

「コニファーの冬の色...?」
ラインゴールドの冬の色を見て、枯れた色...!と表現された方がいました。大部分のコニファーは冬季には若干葉色が変わります。反対に黄色系などでは冬季黄金色が増して更に綺麗に変色します。
「ウインターゴールド」と言う品種では夏の気温の高い時期は緑葉なのに冬になると素晴らしい黄金色になります。
このようにコニファーは気温の変化によって葉の色が変わる事を認識して下さい。
シルバー系、緑系では新芽の時期が最も綺麗で、黄色系の大部分では冬季に黄金色が増します。

「赤星病の梨への影響について....?」
イブキ及びビャクシン類は、中間寄宿と言いまして、赤星病菌が冬季イブキやビャクシンに取り付いて、春梨の葉が展葉する頃になって梨の葉に取り付きます、これが梨にとって防除困難な「赤星病」です。
以前は梨の産地ではイブキやビャクシンは出来る限り植えないようお願いをしていましたが、現在では新薬等の開発や、防除方法の確立でこの様な話は耳にする事が少なくなりました。
イブキやビャクシンが近隣に植裁されているので「梨の生産が出来ない」と言うほど深刻な問題でもないようですのです。結論として少し遠慮してイブキやビャクシンを植えて楽しむ....と言う事で良いと思います。

「コニファーは花粉が発生しますか、花粉症が心配です...?」
花粉は発生します。植物ですから仕方ないと思います。実害は...となりますと植物学者ではありませんので詳細は不明ですが、無害とは言い切れないと思います。それでは栽培をを諦めなければならないのか....となりますが、国内の山林に植裁されているスギ、ヒノキの数に比較したら家庭のコニファーなど物の数ではありません。
しかも山林のスギヒノキは40年とか50年を経過した成木です、1本当たり発生する花粉も膨大な数になります、庭先の数本のコニファーからでる花粉など微々たる物です。
コニファーを植えたために花粉症が悪化した...と言う報告も届いておりません。
無害とは言い切れませんが、あまり神経質になる程では無いように思います。鉢植えではやや花粉が付きやすいですが、地植では老木にならないとあまり付きません。

「全く手入れ無しで育つ品種は.....!。」
日々成長している植物が故に手間の掛からないという言葉は当てはまりません。お客様によっては、「背丈が2メートル程度で、病虫害もなく手入れ要らずのコニファーを教えて下さい 」と質問を受けますがその様な品種は実在しません。人工木を植えて下さいという返事になります。
円錐形で、自然に樹形維持出来る品種として「コニカ」と言う品種があります。コニファーの代表種で人気もありますが、必ず「ハダニ」が取り付きます。適切な防除をしないと枯れてしまいます。この事からも判るように植物は生き物ですから病気も付けば、虫も付きます。背丈も必ず伸びます、現状維持などと言う事は絶対にあり得ません。
放任すれば蒸れたり暑苦しくなり観賞に堪える物ではなくなります。

「大きく育ち過ぎてしまうまでは....!」                
品種選びさえ間違えなければ心配はありません、但し倭性(育ちの遅いタイプ)種は他の高木種に対して価格が特段に高いと言う事を理解して下さい。大きさから価格を判断してはこれらの伸びないタイプの品種は購入出来ないのです(割高.高価です)。年間1b程度成長する品種から、数p程度しか生育しない品種もあることを良く理解して下さい。
※.成長を抑制する手段として肥料を与えない。全体を刈り込む(品種により不可)。
これらの実施で生育の調整はある程度可能です。 

「育てるのが難しくない...!」              
通常の樹木と何ら変わりありません。‘ゴールドクレスト’が枯れてしまうので全てのコニファーも弱いのかと判断してしまうかも知れませんがその様な事は全くありません。コニファーとは至って丈夫な樹木です。特にビヤクシンの仲間は暑さ寒さに大変強く丈夫な木なのです。但し、ト−ヒ−.モミの仲間はやや暑がりますので関東以北が良いでしょう。やや湿気のある土地では、ニオイヒバの仲間が大変育て易いです。

「花が咲かないのに魅力なんてあるの....!」          
確かに花は咲きません。花木の豪華絢爛、1.2年生草の満開に咲き乱れた姿には太刀打ち出来ませんが、コニファ−だけにしか表現出来ない素晴らしさもあります。豪華絢爛の花負けず劣らずの魅力は十分にあります。
利用の仕方も限りなくあります。
※花の咲かないコニファ−に取って、宿根草、球根及び灌木類と組み合わせた利用の仕方をお勧め致します。

「虫とか、病気とか面倒でないの....!」             
病気は‘ゴールドクレスト’を除いて今のところ重大な問題はありません。ただし害虫は品種によって発生します。ト−ヒ−.松類にはケムシの大好物となりますので多少の捕殺、防除は必要になります。

「コニファーも枯れます......!」
コニファーは植物です。生きています。人間と一緒です。当然枯れる事もあります。
旨く育てるコツは、植物から教わるのが最良だと解釈しています。これほど正しい答えを出せる者はいません。植物から教わると言う観点に立てば最初は枯らす体験も決して無駄ではありません。
読んだり聞いたりした知識という物はあまり当てにはなりません、信用もすべきではありません。
栽培者自身の環境でどうしたら上手に育てるかはご自身自らが習得しなくてはコニファーに最適な栽培管理は確立出来ません。
枯れる事もある....と言う事をしっかり認識されて挑戦して下さい。

「まとまった形で、場所を取らない品種は....?。」
先ず生育の極端に遅い品種でしたら問題なくクリアー出来ます。次は上には伸びるが極細身で生育する品種....センチネル、デクルートスパイアー等でしたら可能と思います

「高さを一定に保つには.....?。」
日々成長している物ですから現実的には不可能です。ただし、管理の仕方によってはある程度押さえ込む事は可能です。対策としては先端部を切断します。切断直後では大変見苦しいですがいつの間にか新しい芯が立ちあがって来ますのでその中の元気の良い枝の1本を残して他は切り取ります。
切断した部分の整枝剪定の技術は多少必要ですがそれなりの対応でも十分可能です。ただしこの方法は老木では無理です。
また円錐形を保ったまま高さを維持するには全体を刈り込む事によってもある程度は可能です。刈り込み回数は毎年か、1年於きでも良いでしょう。※基本的には成長の遅い品種を選ぶべきです。

「高成長種と、超低成長種の違い」
高成長種の方が、強健でしかも大きさからして価格が大変に安いと言う強力な魅力があります。
スペースに余裕があるのでしたら何らの問題も疑問も生じませんが、限られたスペースに植えるとなるとそう簡単に答えが出る物でもありません。最も悩める点でもあります。
小型種の特徴としては小型になればなるほど樹勢が弱くなる点です。グリンコーンと、デグルートスパイアーとは良く似ていますが、後者は前者に比較して明らかに虚弱体質にあります。
また、ブルーヘブンと、ウイッチターブルーでも後者の場合は樹勢は弱いです、まれに枯れる事もあります。
初心者ではこの事を十分に認識されてからお求め下さい。小型種は魅力ですが植物初心者ではなるべく避けます。強健種で特性を十分理解してからお求めになる事をお薦め致します。

モニター3年間の記録ページへ
コニファーの魅力TOPへ



ワンダ−ガ−デン 花工房
栃木県宇都宮市石那田町桑原1467-1
E-mail hana@hanacobo.com